page.title=オンデマンドでのブロードキャスト レシーバ操作 parent.title=電池消費量の最適化 parent.link=index.html trainingnavtop=true previous.title=接続状態の特定と監視 previous.link=connectivity-monitoring.html @jd:body
端末の状態変化を監視する最も単純な方法は、監視対象とする状態ごとに {@link android.content.BroadcastReceiver} を作成し、それぞれをアプリのマニフェスト内で登録するというものです。これらの各レシーバ内で、端末の現在の状態に基づいて反復アラームのスケジュールを再設定します。
この方法のデメリットは、これらのレシーバのいずれかがトリガされるたびに端末がスリープから復帰することですが、このことは必要以上に頻繁に発生する可能性があります。
これよりも良い方法は、実行時にブロードキャスト レシーバをオンまたはオフにするというものです。このようにすれば、マニフェスト内で宣言したレシーバを受動的アラームとして使用できます。つまり、このアラームは、必要なときにだけシステム イベントによって呼び出されます。
{@link android.content.pm.PackageManager} を使用すると、マニフェスト内で定義されているコンポーネントの有効化状態を切り替えることができます。このコンポーネントにはブロードキャスト レシーバも該当するので、次に示すようにオンとオフを切り替えることができます。
ComponentName receiver = new ComponentName(context, myReceiver.class); PackageManager pm = context.getPackageManager(); pm.setComponentEnabledSetting(receiver, PackageManager.COMPONENT_ENABLED_STATE_ENABLED, PackageManager.DONT_KILL_APP)
この手法を使用すれば、接続が失われたことが判明した場合に、接続状態変化レシーバ以外のレシーバをすべて無効にすることができます。逆に、接続が確立された後は、接続状態変化の受信を停止します。オンラインかどうかを調べるのは、更新を実行する直前や、反復更新アラームのスケジュール再設定の直前だけで十分です。
同じ手法を使用して、大量の帯域幅を必要とするダウンロードを延期することもできます。それには、接続状態の変化をリッスンするブロードキャスト レシーバを有効にしておき、端末が Wi-Fi に接続されたらダウンロードを開始します。