page.title=確認と通知 page.tags=dialog,toast,notification @jd:body

アプリでアクションを呼び出すときに、テキストでそのアクションを確認または通知するとよい場合があります。

確認とは、呼び出したアクションを本当に続行してもよいかどうかをユーザーにたずねることです。検討を要するアクションがあれば、それに関する警告や重要情報とともに表示されることもあります。

通知とは、呼び出したアクションが完了したことをユーザーに知らせるテキストを表示することです。システムにより実行中であり、ユーザーには表示されない操作を確認できます。アクションを元に戻すオプションとともに表示されることもあります。

このような機能を使用すれば、実行済みの処理やこれから実行される処理を明確に把握できます。確認や通知を表示することで、後悔するような間違いを防ぐこともできます。

ユーザーのアクションを確認または通知するタイミング

すべてのアクションに確認または通知が必要なわけではありません。確認や通知が必要かどうかを判断するには、次のチャートを使用してください。

確認

例: Google Play ブックス

この例では、ユーザーは Google Play ライブラリから書籍を削除するよう要求しています。この書籍が今後いずれの端末でも使用できなくなるということを知らせる必要があるため、このアクションを確認するアラートが表示されます。

確認ダイアログは、要求されたアクションをタイトルに記述するなどして、わかりやすく作成します。

例: Android ビーム

確認は、必ずしも 2 つのボタンが付いたアラートで行う必要はありません。Android ビームを開始した後、共有するコンテンツ(この例では写真)をタップするようメッセージが表示されます。共有を続行しない場合は、携帯端末を離すだけです。

通知

例: 途中まで書いた Gmail の下書きの保存

この例では、ユーザーが Gmail 作成画面から前の画面に戻ったり、画面の上部に移動したりすると、予測しないことが起こることもあるため、現在の下書きが自動的に保存されています。この動作はトースト形式で通知され、数秒後に消えます。

この場合、保存操作はユーザーではなくアプリによって行われるため、元に戻す操作は適切ではありません。また、下書きのリストに移動するだけでメッセージの作成をすぐに再開できます。

例: Gmail スレッドの削除

ユーザーが Gmail のリストから会話を削除した後に、元に戻すオプションとともに認定が表示されます。リストのスクロールなど無関係なアクションをユーザーが実行するまで、通知の表示は消えません。

確認または通知を行わない場合

例: +1 操作

確認は不要です。ユーザーが誤って [+1] ボタンをタップしても、あまり問題ではありません。ボタンをもう一度タップすれば、アクションを元に戻すことができるからです。

通知は不要です。[+1] ボタンがバウンドして赤に変わります。これは非常にわかりやすいシグナルです。

例: ホームスクリーンからアプリを削除する場合

確認は不要です。このアクションは賢明に設計されており、ユーザーはアイテムを比較的離れたところにある大きいターゲットにドラッグ アンド ドロップする必要があります。そのため、アクシデントが発生することはほとんどありません。しかもこの操作を取り消したい場合は、ほんの数秒で元に戻すことができるようになっています。

通知は不要です。ユーザーが自分でアプリをドラッグして削除しているので、アプリがホームスクリーンから消えるのがわかっているからです。