page.title=ドローアブルの使用 @jd:body
アプリにマテリアル デザインを実装する際は、Drawable (ドローアブル)の次の機能を活用できます。
このレッスンでは、アプリでのこれらの機能を使用する方法について説明します。
Android 5.0(API レベル 21)以降では、アルファ マスクとして定義されたビットマップや 9-patch に色を付けることができます。
着色には、カラーリソースまたはカラーリソースに変換されるテーマ属性を使用できます(?android:attr/colorPrimary
など)。
通常は、これらのアセットを一度作成するだけで、テーマに合うように自動的に着色されます。
{@code setTint()} メソッドを使用して {@link android.graphics.drawable.BitmapDrawable} オブジェクトか {@link
android.graphics.drawable.NinePatchDrawable} オブジェクトに色を適用できます。また、android:tint
属性や
android:tintMode
属性を使ってレイアウトで色やモードを設定できます。
Android サポート ライブラリ r21 以降には、画像から代表色を抽出できる {@link android.support.v7.graphics.Palette} クラスが含まれています。
これらの色を抽出するには、画像を読み込むバックグラウンド スレッドで {@link android.graphics.Bitmap} オブジェクトを {@link android.support.v7.graphics.Palette#generate Palette.generate()} の静的メソッドに渡します。 スレッドを使用できない場合は、代わりに {@link android.support.v7.graphics.Palette#generateAsync Palette.generateAsync()} メソッドを呼び出してリスナーを提供します。
Palette
クラスで、Palette.getVibrantColor
などの getter メソッドを使って画像から代表色を取得できます。
プロジェクトで {@link android.support.v7.graphics.Palette} クラスを使用するには、アプリのモジュールに次の Gradle 依存関係を追加します。
dependencies { ... compile 'com.android.support:palette-v7:21.0.0' }
詳細については、API リファレンスの {@link android.support.v7.graphics.Palette} クラスをご覧ください。
Android ベクター グラフィック
Android 5.0(API レベル 21)以降では、ベクター型ドローアブルを定義できます。このドローアブルは定義を失わずに拡張できます。
ビットマップ画像では画面密度ごとにアセット ファイルが必要ですが、ベクター画像で必要なアセット ファイルは 1 つのみです。
ベクター画像を作成するには、<vector>
XML 要素で図形の詳細を定義します。
次の例では、ハート型のベクター画像を定義しています。
<!-- res/drawable/heart.xml --> <vector xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android" <!-- intrinsic size of the drawable --> android:height="256dp" android:width="256dp" <!-- size of the virtual canvas --> android:viewportWidth="32" android:viewportHeight="32"> <!-- draw a path --> <path android:fillColor="#8fff" android:pathData="M20.5,9.5 c-1.955,0,-3.83,1.268,-4.5,3 c-0.67,-1.732,-2.547,-3,-4.5,-3 C8.957,9.5,7,11.432,7,14 c0,3.53,3.793,6.257,9,11.5 c5.207,-5.242,9,-7.97,9,-11.5 C25,11.432,23.043,9.5,20.5,9.5z" /> </vector>
Android ではベクター画像は {@link android.graphics.drawable.VectorDrawable}
オブジェクトとして表示されます。pathData
構文の詳細については、SVG パス リファレンスをご覧ください。ベクター型ドローアブルのアニメーションの詳細については、
ベクター ドローアブルのアニメーションをご覧ください。